蓄える建築 / SD Review 2007

神奈川県西南端に位置する湯河原町、相模湾に面した山中の傾斜地に計画したオーベルジュです。
都心を離れて、自然の中でゆったりとした食事をし、1度に1組ずつのゲストが宿泊できる施設を考えました。
「食事という日常の時間こそ人間に最も贅沢な室内環境で過ごしてもらいたい」というオーナーシェフの強い信念が設計に活かされています。
料理の味は食材やワインの質が大きく仕上がりを左右します。食材にとって「心地よく保つ」ために最適な場所は洞窟のような安定した環境であると考え、そして、その環境は私たち人間にも同様に”心地よい”場所であると考えました。
傾斜地を切り取るように大きな穴を開け、その穴から横に伸びるように洞窟を作ります。洞窟と外気との中間領域に人間の寝食の場を設け、断熱性能を備えたトンネル(BOX)が「変動の大きい外部空気」と、「安定した洞窟内の空気」を交換し循環させる心拍機能を持ち、室内環境の調整を行います。

PROJECT NAME : 蓄える建築

PRIZE : SD Review 2007入選

CLIENT :

RELEASE DATA : 2007 / 06 / 29

CATEGORIES : Competition

[Previous works TAKT PROJECT / Honda]

LINK : 鹿島出版会

※今北諭との共同設計