21_21 DESIGN SIGHTにて、虫展が始まりました。
TAKT PROJECTは今回、アメンボの数百倍大きい「アメンボドーム」を製作しました。
表面張力で水面に建ち、空気の流れでゆらりと滑りながら静かに水に浮くドームです。
会場では何食わぬ顔で平然と浮かんでいるドームですが、
緻密な構造計算と幾多の度重なるスケールモデル実験を経て、
ようやく浮かべることができました。
浮く原理:
-水面に現れる、ぷっくりと膨らんだ水の表面張力
-丸い足元の裏にびっしりと生えた毛、その毛が抱える空気
-丸い足元が沈み込むことで生まれる浮力
-水面に現れる、ぷっくりと膨らんだ水の表面張力
-丸い足元の裏にびっしりと生えた毛、その毛が抱える空気
-丸い足元が沈み込むことで生まれる浮力
実際のアメンボもこれと全く同じ原理で浮いています。
虫は体が小さいけれど、小さいからこそ、決して自然をねじ伏せることなく、しなやかに生活しています。
それはまるで、自然を相手にした合気道のよう。
そんな虫のあり方をお手本に、自然を制御しようという発想とは真逆の発想で、構造物を建てる試みです。
水面に静かに浮かび、空気の流れでゆらゆらと滑り、周囲の景色に影響を与える構造体。
ぜひ会場でご覧いただければ幸いです。
虫は体が小さいけれど、小さいからこそ、決して自然をねじ伏せることなく、しなやかに生活しています。
それはまるで、自然を相手にした合気道のよう。
そんな虫のあり方をお手本に、自然を制御しようという発想とは真逆の発想で、構造物を建てる試みです。
水面に静かに浮かび、空気の流れでゆらゆらと滑り、周囲の景色に影響を与える構造体。
ぜひ会場でご覧いただければ幸いです。
*このプロジェクトは構造計算にて三原悠子さん(三原悠子構造設計事務所)に制作協力いただきました。