この先求められるプロダクトの提案を集め、カタチにするプロダクトデザインの国際コンペティション「コクヨデザインアワード」。昨年に引き続き、TAKT PROJECT代表の吉泉が審査員の1人として参加致します。今年のテーマは「embrace」です。また今年は、TAKT PROJECTがアワードのアートディレクション及びデザインを担当させて頂きました。ぜひ合わせてご覧いただけますと幸いです。
働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる身近な道具について深く考えるプロセスを通じて、デザインの可能性、プロダクトが持つ力を目に見えるカタチにする「コクヨデザインアワード」。これまで「カドケシ」「なまえのないえのぐ」「本当の定規」など20点の受賞作品を商品化しています。今年は20回目の開催となり、これを記念し、学生の皆さまを対象とした「ヨコク賞」も設定されています。今年のテーマは「embrace」です。ぜひご応募ください。
embrace
別々だから、共鳴できる。
真逆だから、近づける。
カオスだから、美しくなる。
でこぼこだから、一つになれる。
離れるから、拡張する。
ぶつかるから、新しくなる。
ばらばらな人々を、暮らしを、
時代を、地球を、
embrace するデザインってなんだろう。
違いは始まり、違いは進歩、
違いは未来?
審査員
各審査員からのメッセージページ:
https://www.kokuyo.co.jp/award/2023/judge
アワード紹介動画:
https://youtu.be/oWzkRJJR0-M
アワードのアートディレクション・デザインをTAKT PROJECTが担当致しました。
「embrace」の先に、どんな未来が待っているのだろうか? そんな問いかけがテーマである今年のコクヨデザインアワード。ふと思いを巡らすと、さまざまな動物・植物が豊かに共存する「森」は、銘々を「embrace」し続けてきた存在かもしれません。そして森がそうである様に、豊かさの源泉には「embrace」された状態が常にあるのかもしれません。そんな思いから、森のさまざまな植物から染液を作り出し、一枚の画用紙という世界に、滲みのまま定着させました。銘々の植物の色が混ざり合いながらも、一つにはならず、共鳴しあう様子がそのまま定着したビジュアル。このビジュアルが「embrace」について考えを巡らすきっかけとなってくれる事を願っています。