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442999910表面張力で「建つ」

アメンボのように水に浮かぶ、しかし、アメンボの数百倍大きい「アメンボドーム」を製作した。このドームは固定されておらず、アメンボと同じ原理で水面に浮かんでいる。空気の流れでゆらりと滑りながら静かに水に浮くドーム、それは表面張力で水面に建っている構造体だ。虫は体が小さいけれど、小さいからこそ、決して自然をねじ伏せることなく、しなやかに生活してる。それはまるで、自然を相手にした合気道のよう。そんな虫のあり方をお手本に、自然を制御しようという発想とは真逆の発想で構造物を建てる試みである。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展
「 虫展 ―デザインのお手本― 」
TAKT PROJECTは、21_21 DESIGN SIGHTにて開催された企画展「虫展 −デザインのお手本−」に、作家として参加しました。これは、虫の多様性や人間との関係性を通して、デザインの新たな一面を虫から学ぶ展覧会です。TAKT PROJECTは、アメンボのように水に浮かぶ、しかし、アメンボの数百倍大きいドームを製作しました。アメンボと同じ原理で水面に浮かぶ大きな構造体を、会場に出現させました。

( 以下、21_21 DESIGN SIGHT ウェブサイトより抜粋 )
21_21 DESIGN SIGHTで開催された、企画展「虫展 -デザインのお手本-」。展覧会ディレクターにはグラフィックデザイナーの佐藤 卓、企画監修には虫好きとしても知られる解剖学者の養老孟司を迎えました。自然を映し出す存在である、虫。私たちの身近にいながら、実はそのほとんどの生態はわかっていません。虫の色、質感、構造、また習性には、私たちの想像をはるかに超える未知の世界が広がっています。人類よりもずっと長い歴史のなかで進化を続けてきた多様な虫の姿からは、さまざまな 創造の可能性が浮かび上がってきます。本展覧会は、知れば知るほど不思議な虫たちを「デザインのお手本」にする試みです。クリエイターが、そして訪れる一人ひとりが、虫の多様性や人間との関係性を通して、デザインの新たな一面を虫から学ぶ展覧会です。

21_21 DESIGN SIGHT

21_21 DESIGN SIGHTはデザインを通じてさまざまなできごとやものごとについて考え、世界に向けて発信し、提案を行う場です。デザイナーをはじめ、エンジニアや職人、企業、一般ユーザーなど、あらゆる人々が参加し、デザインについての理解と関心を育てていくことを目指しています。21_21 DESIGN SIGHTでは「日常」をテーマにした展覧会を中心に、トークやワークショップなど多角的なプログラムを通じて、訪れる人がデザインの楽しさに触れ、新鮮な驚きに満ちた体験をすることができます。