状況を展示する

「デジタルから変わる、ファッションの未来」Fashion Entertainments（SONY株式会社）が提案するそんな世界観を表現したコンセプト展示。
第１弾製品である、文字盤とベルト全体に電子ペーパーを使用したFES Watchにとどまらず、さまざまなファッションアイテムがデジタル化された未来の状況を展示すべく、未来のブティックを空間のコンセプトとした。ブティックを感じさせる象徴的なハンガー型のパネルには、色・柄・形・質感の4つのテーマに基づいて加工された電子ペーパーが組み込まれ、一定間隔で色や柄が変化する。また、それら素材で作られ実際に色や柄が変化するファッションアイテムのサンプルも、ブティックを感じさせる構成で展示した。ファッションという方角を与えた様々なデジタル素材のサンプルと、具体的にファッション素材として振る舞われたアイテムに包まれる事で、2020年のブティックを訪れたような体験を提供する。それは、目指すべき世界観が実現した状況その物を展示している空間であり、未来のファッションの可能性を、より具体的な体験として感じさせてくれる展示である。